川栄李奈＆福地桃子が主人公・千尋役に決定　舞台「千と千尋の神隠し」橋本環奈、上白石萌音とともに４人体制

女優、川栄李奈（２８）と福地桃子（２５）が来年３月に東京・帝国劇場で開幕する舞台「千と千尋の神隠し」で主人公・千尋を演じることが２７日、分かった。宮﨑駿監督（８２）の人気アニメ映画の舞台版で、昨年、世界初演された話題作。オーディションで大役を射止めた２人は、初演から主演を務める橋本環奈（２４）、上白石萌音（２５）とともにクアトロキャストで舞台に立つ。

「千と千尋の神隠し」に新たな息吹を注ぐキャストが決定した。

舞台版は宮﨑監督の不朽の名作が原作で、英演出家、ジョン・ケアード氏（７４）の翻訳・演出により誕生。初演は帝劇など５都市で上演され、ロングラン公演を達成した。

再演は来年３月の帝国劇場から名古屋、福岡、大阪、北海道と６月まで全国ツアーを展開。さらに同時期の４～７月に英国の老舗劇場、ロンドン・コロシアムで初の海外公演も決まり、期待度が高まる中、千尋役の新キャストとして名を連ねたのが川栄と福地だ。

製作の東宝関係者によると、オリジナルキャストの橋本と萌音のときと同じくオーディションを実施。ケアード氏が２人と直接対面し、起用したという。

川栄は、ＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で萌音演じる安子の孫・ひなたなどを好演。「まさか自分が千尋を演じられるとは思ってもいなかったので、もうすでに緊張していますが、心強いカンパニーの皆さんにしっかりと食らいつき、最高の作品をお届けできるよう頑張りたい」と背筋を伸ばす。

一方の福地は朝ドラ「なつぞら」、大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」などに出演するなど活躍中。３歳の頃、母にせがんで原作映画を見たといい、「奇妙だけれどなんだか惹きつけられる作品の力強さを幼心にも覚えています」と大役の抜てきに胸を躍らせている。

東宝によると、ロンドン公演には橋本と萌音の出演が確定しているが、「全国ツアーとロンドンの千尋役の出演スケジュールは調整中」と説明。カオナシ、湯婆婆などその他の役のキャスト、出演スケジュールについても「追ってご報告させていただきます」としている。

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