なんとルフィ役は2003年生まれ!実写版「ONE PIECE 」のキャストを徹底紹介します
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話題沸騰のNetflixの実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」(8月31日よりNetflixで独占配信)。「週刊少年ジャンプ」で連載中の尾田栄一郎による世界的人気漫画の待望の実写化作品とあって、企画が公になった段階から大きな話題と注目を集めてきた。すでに主な登場キャラクターやそれを演じるキャスト陣が発表となっているが、ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑以外は日本のファンにとってなじみのない俳優が多数。そこで本稿では、ルフィら麦わらの一味を演じるキャストたちのこれまでの活躍や人物像に迫りたい!
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■無邪気なところがピッタリ!ルフィ役のイニャキ・ゴドイ
物語の主人公で、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を見つけて海賊王になることを夢見る麦わらの一味の船長、モンキー・D・ルフィを演じるのは、メキシコ出身のイニャキ・ゴドイだ。2003年生まれ、現在20歳のゴドイは、10代初めの頃から「Blue Demon(原題)」などのテレビシリーズ、Netflix配信の「そしてサラは殺された」や「The Imperfects(原題)」に出演してきたが、世界的大作のしかも主役に抜擢されるのは今回が初めてだった。
ほかのメインキャスト4人が90年代初め~中頃の生まれということで、ゴドイは仲間を率いる船長にして最年少。キャストがそろったトーク番組やプロモーション動画内ではかわいがられている様子も確認でき、年の離れた弟とお兄さん&お姉さんという関係性のよう。また、ゴドイが少年ジャンプを発刊している集英社編集部を見学する動画も配信されているが、そこで社内に飾られた人気漫画のポスターや「ONE PIECE」第1話の原稿を前に興奮している姿が映しだされている。さらに、編集部の一人とハイタッチしたり、編集長から「リアルなルフィ」と言われて感極まったり、“最高”という意味と勘違いして「『ONE PIECE』は“おいしい”!」と言ってしまうなど、ルフィ同様に純粋で無邪気なキャラクターであることが伝わってくる。
■人気キャラクターを数多く演じてきた、ゾロ役の新田真剣佑
“世界一の剣豪”を目指す三刀流の剣士、ロロノア・ゾロを演じる新田真剣佑。「ちはやふる」シリーズの綿谷新役をはじめ、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)の虹村億泰、『るろうに剣心 最終章 The Final』(20)の雪代縁、「鋼の錬金術師」シリーズのスカー役など様々な人気漫画の実写化作品で重要なキャラクターを演じてきた。ハリウッド映画にも『パシフィック・リム:アップライジング』(18)に出演したほか、今年は「聖闘士星矢」を実写化した『聖闘士星矢 The Beginning』(23)で主人公の星矢を熱演し、熱い小宇宙(コスモ)を燃やしていた。高い身体能力と武術経験を駆使してゾロの剣技をどのように体現するのか?その期待は大きい。
世界中の海図を描くことを目標にする航海士のナミを演じるのは、アメリカ出身のエミリー・ラッド。アーロン・エッカート、ダイアン・レインらが出演するAmazonのアンソロジーシリーズ「ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~」のほか、1981年から9シーズンにわたって放送されたドラマをリブートした「ダイナスティ」、凄惨な殺人が繰り返される悪名高き街を舞台にした3部作のホラー「フィアー・ストリート」といったNetflix作品に参加している。
ラッドは筋金入りのアニメヲタクであり、「ドラゴンボール」や「ポケットモンスター」、「遊戯王」といったタイトルに子どもの頃から触れてきたそう。そんな日本のアニメをこよなく愛する彼女の一番のお気に入りが「美少女戦士セーラームーン」。「いつも『セーラームーン』の映画をレンタルして、両親から呆れられていました。でも、そこから私は、女性がとてもパワフルでかっこいいということを感じることができたんです!」とNetflix Geekedのインタビュー動画で熱く語っている。最近では、「ONE PIECE」の漫画を読み返し、「鬼滅の刃」のアニメにもハマっているとのこと。
■ウソップ役は、多彩な活躍を見せるジェイコブ・ロメロ・ギブソン
パチンコを武器にする狙撃手のウソップを演じるのは、ラッドと同じくアメリカ出身のジェイコブ・ロメロ・ギブソン。「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」、「グリーンリーフ」、「レジデント 型破りな天才研修医」などのドラマシリーズに出演しているほか、「GOOD PEOPLEZ」というヒップホップデュオとしても活動するなど、俳優、ミュージシャンと多彩な才能を持っている。自身のInstagramにもアーティスティックな写真を数多く載せており、麦わらの一味の海賊旗を描いたウソップとも感性の部分で通じるところがあるのかもしれない。
大食漢のルフィたちの胃袋を支えるコックであり、「料理人の命である手を戦闘で汚さない」というポリシーから足技で戦うサンジは、スペイン出身のタズ・スカイラーが演じている。高級レストランを舞台にした全編90分ワンショットのサスペンスドラマ『ボイリング・ポイント/沸騰』(21)にバーテンダー役で出演しており、実際にカクテルの講義を受け、バーテンダーのアルバイトも経験しながらNGが許されない緊張感MAXの撮影に挑んだそう。Instagramでも料理をしている様子をアップしているほか、見事なキックも披露しており、サンジとの相性もよさそうだ。
フレッシュなキャスト陣が原作の完全再現に挑み、原作者の尾田も太鼓判を押した実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」。本作をきっかけにさらに飛躍しそうな、ゴドイたちの活躍を今後も追っていきたい!
文/サンクレイオ翼