阿部寛の演技のバリエーションの豊かさは、双子座的要素のたまもの!【三田モニカの勝手に占っていいですか?】
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今回は、先週、最高視聴率で最終回を迎え、今年一番の大ヒットドラマの呼び声も高い「VIVANT」(TBS系)の余韻が続く中、満を持して、同ドラマで警視庁公安部の「野崎守」を熱演した阿部寛さんを占ってみたいと思います。
阿部さんといえば、「ドラゴン桜」「下町ロケット」(いずれもTBS系)といった名作ドラマで主演を果たし、大ヒット映画「テルマエ・ロマエ」で主人公の古代ローマ人・ルシウスを見事に演じ切り、爆笑と感動を誘いました。その高い演技力と役柄の広さには、定評があります。間違いなく、日本を代表する役者さんの1人でしょう。
占うにあたって、今回も使用するのはホロスコープ。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。
では、さっそく阿部さんのホロスコープを見ていきましょう。阿部さんの太陽は、蟹座にあります。つまり、蟹座生まれということ。蟹座は「大衆」を象徴する星座で、幅広い世代で人気を博すには、蟹座的要素が欠かせないと言えるかもしれません。一方、知性やコミュニケーション能力、言語などを表す水星は、双子座に配置されています。それだけじゃない。愛情や美的センスを表す金星、情熱や行動力を表す火星も双子座。つまり、双子座的要素が強調されているのです。
双子座はとても器用な星座とされ、マルチな才能を持っていることで知られています。理解力が高く、まさに「一を聞いて十を知る」タイプ。ですから、阿部さんも飲み込みが早く、役柄をすぐに理解し、セリフをあっという間に覚えているのではないでしょうか。さらに、監督の指示はもちろん、視聴者が求める「その役柄のイメージ」さえ瞬時に理解しているかもしれません。そんな阿部さんは、制作サイドにとって、非常にありがたい、「使いやすい」役者さんだと考えられるのです。
しかしながら、理解が早く、器用なだけではここまでの地位は築けなかったでしょう。阿部さんの月に、その秘密が隠されているようです。月はその人の感性や好み、心理状態などを表す星。その月が、なんと双子座とは真逆のタイプである蠍座なのです。蠍座はスペシャリストの星座と呼ばれ、一つのことを究めるタイプ。物事に集中、あるいは没頭し、全身全霊で取り組みます。いわゆる「寝食を忘れてのめり込む」人なのです。
このように、一見、相反する性質を備えているように思える阿部さんですが、おそらく阿部さんの中で矛盾はないでしょう。さまざまな役を演じ、役柄を理解し吸収し、役者としての道を究める…それが阿部さんの役者人生ではないかと思うのです。これから演じる役も、きっと阿部さんなら視聴者のイメージ通りに演じ、高い評価を受けるでしょう。そして、果てしなく演技の幅を広げていくはずです。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。