ジュリー藤島元社長　「(所属タレントは)そういうこと(性被害)があってスターになっているわけではない」

　ジャニーズ事務所は7日、都内で記者会見を行い、故ジャニー喜多川前社長による性加害の事実を正式に認めた。引責辞任を表明した藤島ジュリー景子元代表取締役社長が涙声で質問に応じる場面があった。

　ジュリー氏は冒頭で、「ジャニー喜多川に性加害はあったと認識しています。被害者の皆様に心よりおわび申し上げます。ファンの皆様、お取引の皆様、ご不快に思われたすべての方々におわび申し上げます。このたびは誠に申し訳ありませんでした」と謝罪し、3度頭を下げた。

　報道陣からの質問に応じる形でファンへのメッセージについて言及。この場面で声を震わせた。「いろいろなことが起きている中でも、まったく変わらず私どものタレントを応援してくださっているファンの皆様には感謝しかございません」。そういった後に声を詰まらせた。「本当にご理解していただきたいこととしては、みんながそういうことがあって今スターになっているわけではなく、1人ずつのタレントが本当に努力をして、そしてそれぞれの地位を勝ち取っていますので、そこだけは本当に失望していただきたくないですし、誤解をしていただきたくないです。安心してこれからも応援してやっていただきたい、と心から思います。よろしくお願いします」と、涙声で思いを伝えた。

　また、ジュリー氏は被害者の補償・救済が完了するまで、代表取締役として当面の間留まることを表明した。

　会見には、新たに就任した東山紀之新社長、副社長を担う井ノ原快彦が出席した。

自身は当面代表取締役に留まることを表明　新社長は東山紀之
ジャニーズ事務所が記者会見を行い、藤島ジュリー景子社長が登壇した【写真：山口比佐夫】

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