――ドラマは観ている？
「とても楽しみに。毎回どうなるんだろうって。でも、（息子は）口が堅いので一切（内容を）言わない（笑）」
そう明かすのは、「別班」の一員、黒須駿を演じる松坂桃李（とおり）（34）の父親だ。
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役所らが出演すると聞き『どんな役でもいいから出演できないか』と逆オファー
神奈川県茅ヶ崎市出身の松坂は2008年、モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能界入り。翌09年、『侍戦隊シンケンジャー』（テレ朝系）でドラマ初主演を果たす。役所広司と共演した18年公開の映画『孤狼の血』では、日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞に輝いた。
「以来、松坂は役所を“師匠”と慕っています。劇中で使ったライターを譲り受け、愛用している。今回のモンゴルロケにも持っていったそうです。『VIVANT』の企画も、役所らが出演すると聞き、マネージャーを通じて『どんな役でもいいから出演できないか』と逆オファーをしたことを明かしていました」（芸能記者）
プライベートでは、女優の戸田恵梨香（35）と20年12月に結婚。今年5月には第1子が誕生した。テレビ局関係者が言う。
「『子どもが好き』と公言する松坂は、育児にも積極的。赤ちゃんのお風呂や寝かしつけなど、完全母乳で育てている戸田をサポートしている。周囲にも『撮影や宣伝は朝9時から17時でお願いできれば』などと要望しています」（所属事務所は「撮影時間は配慮してくれるようお願いはしていますが、明確に9時から17時と要望しているわけではありません」と回答）
家族想いの松坂。結婚から間もなく、両親には茅ヶ崎市内の一軒家をプレゼントしたという。登記簿によれば、土地は両親名義だが、建物は松坂の名義で21年6月に新築していた。以前出演したラジオでは「俳優はローンが組めない」と語っていたが、今回もローンを組んでおらず、キャッシュで建てたと見られる。
「本当に有難いと思います。（息子も）幸せだなって」
この家で暮らす松坂の父親を訪ねたところ、冒頭のようにドラマを毎週楽しみに観ていると明かした。
――子育ての悩みなどは？
「一切（言わない）。これまで『つらい』とか『苦しい』とか聞いたことがないので。母親とは連絡取っているみたいですけど」
――戸田さんも大物女優です。
「両立、大変ですよね。きっと協力してやっているんでしょうね。年に何回かこっちに帰ってきますが、（夫婦）2人で時間を合わせることも難しいんで」
――家をプレゼントされた？
「ははは（笑）。そうなんです。普段はつれない人なんですけどね」
そして「本当に有難いと思います。あんな人たちに囲まれて仕事させてもらえるなんて（息子も）幸せだなって」と語るのだった。
父親が命名した桃李という名は、中国の故事「桃李もの言わざれども下自ら蹊（みち）を成す」が由来。桃や李（すもも）の美しい花の下には自然と人が集まるという意味だが、込められた願い通りの人生を息子は歩んでいる。
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