深川麻衣が、崖っぷち元アイドルのアラサー・安希子を演じる「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」から、”人生迷子中”の安希子をとらえた場面写真がお披露目。次々と不運に見舞われる、こじらせ気味な日々が切り取られている。
【フォトギャラリー】”崖っぷち元アイドル”深川麻衣、”癒し全開のおっさん”井浦新をとらえた場面写真
本作は、元「SDN48」のメンバーで作家の大木亜希子の実録私小説(祥伝社刊)を映画化するもの。大木は、14歳で芸能界入りし、俳優業を経て「SDN48」として活動をスタートさせた。2019年に上梓した原作小説は、衝撃的なタイトルとは裏腹に女性読者を中心に共感の声が広がった。主人公・安希子と、56歳のサラリーマン・ササポンの、普通では想像がつかない共同生活を描く。映画版では、深川と井浦新が共演。穐山茉由(「シノノメ色の週末」)が監督、坪田文(「美しい彼」シリーズ)が脚本を担当した。
安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら、仕事もタフにこなしているつもりが、ある日の通勤途中に突然、駅で足が動かなくなる。安希子はメンタルが不安定になり、会社を辞める。家賃5万円の風呂なしアパートで、「仕事ナシ、男ナシ、残高10万円」の現実を前に、「人生詰んだ……」という思いに包まれていた。そんなとき、友人のヒカリ(松浦リョウ)から勧められたのが、都内の一軒家でひとり暮らしをするサラリーマン、ササポン(井浦)との同居生活。安希子は意外な提案に戸惑いながらも、ヒカリの「家賃は風呂付きで3万円」という言葉に背中を押され、まさかのおっさんとの奇妙な同居をスタートさせる。
場面写真には、安希子が荒れ果てた部屋で、アイドル時代の衣装を着てみるもののファスナーが上がらず、「人生詰んだんか……」と呆然とするシーンや、通勤途中にヒールが折れ、心も折れる姿を活写。また、初対面のおっさんに警戒心剥き出しだった安希子を、「適当に、よろしく」とゆるゆるモードで迎え入れたり、並んでスイカをかじったりする、”癒し全開”なササポンのカットも。
さらには、彼女がいるのに安希子にも優しくするクズ男・浩介(猪塚健太)が、安希子を意味深に夜の街で引き止める場面や、安希子とヒカリが運命的な出会いを求めて参加したワインパーティで、「いい男がいな~い!」と文句を言い合い、ドバドバと手酌で飲みに走る様子などが写し出されている。「このままじゃダメ」と焦る安希子は現実を受け止め、前に進むことができるのか――本編が気になるカットが満載となっている。
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