ジャニーズ事務所は17日、社名を「SMILE―UP.」(スマイルアップ)に変更した。日付が変わると公式サイトは新しくなり、関連会社からも次々と「ジャニーズ」「J」の言葉が消えた。「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」などグループ名も順次変更していくとするなどジャニーズの痕跡を消そうとしている中、「NEWS」の増田貴久(37)が直前にライブで発した言葉が物議を醸している。
ジャニーズ本体だけではなくグループ会社「ジャニーズ出版」は「ブライト・ノート・ミュージック」に社名を変え、「嵐」「なにわ男子」らが所属するレコード会社「ジェイ・ストーム」は来年から社名を「ストームレーベルズ」にすると発表した。
前日16日には「KAT‐TUN」の中丸雄一がX(旧ツイッター)に「何か卒業する感覚に近いものを覚える」と投稿するなど、それぞれが思いを明*中、増田はインスタグラムに「ありがとう」と書かれた手のひらの写真と、力強く握りしめた拳の写真をアップ。プロフィル欄の「IDOL」は「不滅のIDOL」に変わった。
ただこの「不滅」という言葉を巡って、波紋が広がっている。NEWSは14、15日に20周年ライブツアー「NEWS EXPO」広島公演を開催。15日夜公演の参加者の知人によると、増田は「ジャニーズ魂は永久に不滅です! ネットニュースになれ!」という趣旨の発言をしたという。
SNS上では「本当にありがとう」「かっこよすぎ」などと前向きに受け止める声がある一方で案の定、「感覚ズレてない?」「公演だから気が緩んだのかな」と問題視する意見も日に日に増加している。
ほかにも歌詞冒頭に「J ジャニーズ」という言葉が含まれているため封印せざるを得なくなった「Hey!Say!JUMP」のデビュー曲「Ultra Music Power」を替え歌してちゃかして歌ったという投稿も。Zeebraの有名なリリックを替えて「ジャニーズ生まれ、ジャニーズ育ち」などと〝ラップ〟する場面もあったという。
「社名変更日が迫る中ライブが開催されたので、NEWSとしては今後もアイドル活動を続けるという思いを伝えようとしたのでは。増田の思いがあふれたのだろうが、勘違いされても仕方ない」(芸能関係者)
9月の会見で一度はジャニーズという名前を残すとしたが、これが大批判を浴びてスポンサー企業が次々と離れた。その結果、社名変更に追い込まれたという経緯を考えると、不適切な発言、振る舞いと言われても仕方がないだろう。