10月17日放送の「午前0時の森」(日本テレビ系)にSixTONESの松村北斗が出演。“こっち側”として初登場した松村は、オードリー・若林正恭へのリスペクトに溢れるトークで番組を盛り上げた。(以下、ネタバレを含みます)
■“こっち側”の松村北斗
今回は「『おかえり、こっち側の集い』“こっち側”な私たち、芸能界は生きづらいよSP」と題して、陽か陰でいえば陰に属する、考えすぎてしまう“こっち側”の芸能人が集まり、さまざまなトークを展開した。
初登場した松村に、若林は「ラジオとか聴いてるとそんな予感はしてた」と語り、「ついにこの番組に出てくれる!」と歓迎ムード。松村は軽くおじぎをして「僕も自分のことってよくわかんないじゃないですか、その場その場の顔があるから。ここに呼ばれてそう見えてるんだなって」とコメント。
続けて、「この番組に出ることで印が押されるんです」と語ると、若林も「今日は押される日だね」と受け止めた。
さらに、若林が「グループ(SixTONES)は明るい人、多くない?」と言えば、水卜麻美アナも「あっち側の代表の方も」と続け、SixTONESのジェシーの明るい性格を踏まえて、若林は「一番じゃない?芸能界で」と称賛。松村も「数年で軽々トップに」と笑いを誘った。
「芸能界の生きづらいこのルール」をテーマに、松村はドラマ共演者でのグループLINEを挙げた。共演者からグループLINEを作ろうと誘われると頭が痛くなるほどだったが、最近では回避できる方法を編み出したと告白。
若林から「グループLINEはドラマ(関係者)で作ると、ドラマに関係あることで会話が進むの?」と聞かれると、松村は「知らないです」と即答。昔に入ったことがあると言い、「リーダー的な人が『現場で困ったことない?』に、『大丈夫です』『楽しいです』の感じぐらい」と体験談を明かした。
松村が考案した回避法は、現場のチーフメークに「グループLINEが苦手」と初日に伝えると、「それとなく言っておくよ」と、話をしておいてくれると言う。これに若林は「政治家のやり方じゃん!」とツッコミを入れつつも、「よく編み出したよね」と褒めていた。
また、水卜からSixTONESのグループLINEについて聞かれると、松村は「そうですね、仲いいんで気軽に返信するんですけど…でも止まるんですよ」と、松村の投稿でやり取りが止まると明かすと、スタジオからは悲鳴のような声があがった。
松村は「話の流れで感想みたいのを送るじゃないですか、上手い人ってその感想に感想が来る。ある程度、論のちゃんとしたことを送りたいから、そこで僕が『。』で終わるじゃないですか。本当にそこで『。』で終わる」と実際の例を挙げて笑いを誘った。
■若林を“完コピ”してきた松村
その後も、雑誌の撮影で困ることをテーマにトークが盛り上がり、松村も撮影時にカメラマンから言われて困惑したエピソードを披露。
松村はカメラを向けられても感情をすぐには表に出せないなど、撮影時の苦悩を明かすと、島崎遥香が「北斗くんと12年ぐらい前にドラマで一緒だったんですけど、初めてこんなに笑ってる姿見ました」と挿し込んだ。
すると松村は「若林さんがいると笑える」と頬を緩ませながら胸中を吐露。若林は「俺、フリースクールの先生みたい」と笑いつつも、「ありがたいよね、北斗くんにそんな」と喜んでいた。
番組冒頭で、松村の紹介VTRが流れた際に、「本当は個性も特技も何もない空っぽな“こっち側”人間 それがバレないようカリスマ若林を完コピして生きてきた」と紹介されていた。
松村はかねてから「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)のリスナー・リトルトゥースであることを公言してきただけに、今回の若林との共演がかなったことに加えて、“こっち側”として出演できた喜びもより一層大きかったのではないだろうか。
また、松村の繰り出すエピソードでは、一般的なアイドル像からは想像しにくい意外な一面もあらわになったが、飾らない松村のエピソードに、親近感がわいた、共感を覚えたという視聴者もいるのではないだろうか。
アイドルの華々しいイメージや、さまざまな活躍とは異なり、松村の意外な一面が明らかになる放送回だった。SixTONESのメンバーとしてはもちろん、俳優としての活躍も目覚ましいが、落ち着いたトーンで語る松村のトークにも注目だ。
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