このドラマは『東京ラブストーリー』(2022年、フジテレビ系)やドラマ版『ゆるキャン△』(2020年、テレビ東京系)シリーズを手がけた北川亜矢子氏が脚本を務める完全オリジナルストーリー。
広瀬アリス演じる主人公・白玉佐弥子が、道枝演じる謎の大学生のひと言をきっかけに学び直しを決意し、どん底OLから30歳の大学生となり、令和の大学生に揉まれながら、恋に勉強に夢に奮闘するラブコメディー。
「TBSは他局よりも故ジャニー喜多川氏の性加害問題を報じていることもあり、旧ジャニーズタレントの番組出演はNGになることが多く、ドラマの宣伝を思うようにできません。これも、初回視聴率が低発進だった一因といわれています」(スポーツ紙記者)
ドラマを見た視聴者からは、《テンポもいいし明るくて楽しい》といった高評価の声も出るが、
《演技力もないのにジャニーズタレントや容姿重視の起用をするから視聴率が取れない! どうする家康の松本潤と同じ構図だよ!》
《一言 つまらな!》
《広瀬アリスが頑張っているのに、相手役の道枝が下手でつりあわない》
と辛辣な声も多く届いている。
「今期も嵐の二宮和也をはじめ、多くの旧ジャニーズタレントがドラマで主演を務めています。キャスティングは、性加害問題が騒動になる前から動いていますから、このように多くのタレントが出演する形となっています。
いまは各局とも、問題の推移を見守っているところで、今後の事務所の対応次第では、旧ジャニーズ出演者が出演するドラマは激減する可能性もあるでしょう。
二宮和也さんや松岡昌弘さんなど、俳優としての実績を持っていれば、性加害問題の影響は小さくて済むかもしれませんが……問題なのは、“ゴリ押し” と言われている道枝さんです。
彼は、このドラマの出来が、今後、役者として活躍できるか否かの分かれ目になるのではないでしょうか。
新事務所『SMILE-UP.』の東山紀之社長や井ノ原快彦副社長は、テレビ各局に対して『忖度は不要』と宣言しました。今後、各局のプロデューサーは、作品にあう、視聴率が望める役者をキャステイングしていくようになると思います」(同)
道枝は、2021年11月12日、「なにわ男子」でアイドルとしてCDデビューする前に、2017年にドラマ『母になる』(日本テレビ系)で俳優としてデビュー。
その後も、同年『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』で映画デビュー、2021年3月には舞台『ロミオとジュリエット』のロミオ役で単独初主演を務めた。
ほかにもドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(2019年、日本テレビ系)、『俺の家の話』(2021年、TBS系)、『消えた初恋』(2021年、テレビ朝日系)、『金田一少年の事件簿』(2022年、日本テレビ系)などに出演。
しかし、『消えた初恋』や『金田一少年の事件簿』の視聴率はパットしなかった。
「実は、道枝さんが多くのドラマに重要な役どころで出演できるのは、藤島ジュリー景子氏のお気に入りだからと聞きます。旧ジャニーズには、社長のお気に入りが売れるという “暗黙のルール” があるとも聞きます。
だから、事務所に入所して2年5カ月後にドラマのメインキャストに抜擢されるなど、厚遇を受けてきたのだと思います」(同)
TBS関係者は「もう少し視聴率が取れると思っていたんですけどね……旧ジャニーズ事務所のタレントということでキャスティングしたけれど、世間は知らないんでしょうね、道枝駿佑のことを。彼を包んでいた要素すべてが今はマイナス。魔法が解けてしまった感じなのかもしれません。今後はイバラ道となりそうですね」
道枝は、いまが正念場だ。
2023.10.19 18:41