フジの公式ページにはこうある。
《このドラマは、人々が思い思いに過ごす聖夜という“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女》
10月9日放送の初回視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)は7・8%だった。月9史上ワースト記録を更新した前作「真夏のシンデレラ」の初回6・9%は上回った。ところが、16日放送の第2話で、いきなり5・5%まで落ちたのだ。民放プロデューサーは言う。
「第2話にして初回を見た視聴者の約3割が離れたことになります。『真夏のシンデレラ』の第2話は5・4%でしたから、下落率で言えば『ONE DAY』のほうが大きい。最近のフジはAVOD(広告付き無料動画配信)で稼ごうとしているとはいえ、このままで行けば大変なことになるかもしれません。まさに緊急事態と言っていいでしょう」
キャスティングは、あの日曜劇場「VIVANT」(TBS)にも劣らない。
“月10”にも負けた
「二宮、中谷、大沢の3人だけでも“二桁は堅い”と誰もが思っていたはずです。二宮は平均視聴率14・3%を記録した前クールの『VIVANT』からの連投ですし、中谷と大沢も歴戦の視聴率王者です」
なかでも大沢が主演、中谷が二番手の花魁を務めた日曜劇場「JIN―仁―」(TBS)は、2009年放送の第1期が平均19・0%、最終回25・3%、2011年放送の第2期も平均21・3%、最終回26・1%を記録した名作だ。
「『ONE DAY』は佐藤や江口といった月9の主役級を脇に配し、その上、中川大志(25)、中村アン(36)、桜井ユキ(36)、松本若菜(39)、東宝シンデレラの福本莉子(22)などイキのいい若手も揃えています。キャスティングだけでも相当お金がかかっていると思います。にもかかわらず、この数字です。しかも、16日放送の第2話は、直後に放送されたカンテレ制作の“月10”『トクメイ! 警視庁特別会計係』の初回6・3%にも完敗しています。こちらは橋本環奈(24)の孤軍奮闘と言っていいドラマですからね。他局ながらこの先が心配になります」
なぜ、こんな事態に?
「初回は、横浜の山下埠頭で発生した銃殺事件の容疑者となり逃亡する二宮と、それを報じるローカルテレビ局(横浜テレビ)でキャスターを務める中谷、さらに、横浜市内で老舗レストランを営む大沢が交互に描かれました。異なる場所で同時に起きているシーンを交互に繋ぐクロスカッティング(パラレル編集)と呼ばれる見せ方については、『面白い!』という声もネット上には上がっていました。これは映画学校の教科書にも出てくる、昔からある手法です。米国の人気ドラマ『24―TWENTY FOUR―』などでも散々使われていましたが、若い人には新鮮だったのかもしれません」
「24」同様、「ONE DAY」も1日の出来事を1クールかけて描くドラマだ。
続きはリンク先
月9「ONE DAY」超豪華なキャストなのに第2話で視聴率急落「とにかくストーリーが頭の中に…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6155d993a3229e55d02a980d7fdfc7f052c7a4c6